第80回 福島大学SE意見交流会(2010)
お世話になっております。プログラマーのSです。
恒例となりました(社)福島県情報産業協会主催の「SE意見交流会」ですが、
今年は
10月 7日いわき明星大学
11月 5日会津大学
11月16日日本大学
そして
12月 8日に福島大学にて開催されました。
今回久しぶりに私も福島大学へ同行させて頂きましたので、内容をご報告させて頂きます(*^_^*)
福島大学での内容は、
SE発表...2社より2名、経営者発表...1社より1名、
その後軽食を頂きながらの質疑応答が行われました。
【写真:当社社長から始まりの挨拶】
情報産業協会理事を務めます当社社長より、始めのご挨拶をさせて頂きました。
SEからの意見発表も、各社各様に、特色あるお仕事内容をお話がございました。
SEとしての心構えは、全社共通だと感じました。
【写真:経営者発表の様子】
経営者発表では、同じく情報産業協会理事の瓜生様より。
「社員として働く上でのアドバイス」がとても印象に残りました。
それは「仕事と作業」の違いについて日々意識して行動することです。
お話にありましたのは、タクシーの運転手さんの一例でした。
タクシーの運転手さんの作業とは
→「お客様を目的地へ送ること」
これはタクシーの運転手さんなら、みんなが出来る、当たり前の、平準化された作業です。
では、
タクシーの運転手さんの仕事とは
→「乗って頂いたお客様をお持てなしし、気持ちよくタクシーをご利用頂き、
またお願いしたくなる付加価値を生み出すこと」
その行動が「リピータ確保」や口コミなどでの「新規顧客の獲得」に繋がり、
「会社の評判」も上がり、
「自分の給料がアップ」し、
「やりがい」も生まれる・・・という好循環を生むという事でした。
このお話を聞いて私の学生時代、
すごく気持ちのいい バスの運転手さんがいたのを思い出しました。
毎日同じ仕事内容ですし、学生さんを相手にすると「お客様意識」が低いなと感じる運転手さんが多い中で、
その運転手さんだけは、はっきりと行動が違いました。
それはお金やモノでのサービスでなく、心遣いのサービスでした。
雨の日は必ず、停留所ごとに
「雨のため、お足元がすべりやすくなっております。乗り降りの際には充分お気を付け下さい」
停車した時は
「お忘れ物のないようご注意下さい」
と気遣いの一言があり、
停車・発車もゆっくりと、お客様が急に揺れないよう運転してくださいました。
そして、いつもやる気に満ちて、元気に運転をされていました。
あの時はただ「丁寧でいい運転手さんだな」と思っていましたが、
今考えるとあの運転手さんの行動は、
社員として素晴らしい「仕事」をされていたのだなと気づきました。
当社でも、役員が徹底して言うことは
「作業屋になるな」
「自分のブランディング(=自分は何が出来る人物なのか)をもて」
です。
では、
SEの仕事とは・・・
学生さんの仕事とは・・・
主婦の仕事とは・・・
その行動は様々なものに繋がってくる事と思います。
今回は学生さんとの交流会でしたが、私自身大変刺激を与えて頂いた交流会でした。
ますます大変な世の中ではありますが、学生さん達のこれからに、
少しでもお役立ち出来るメッセージがあったらと思っております。
未来を担う皆様の、今後のご活躍をお祈りしております。
以上、2010年SE意見交流会のご報告でした。