第2回 IT時代へ向けての検討事項

1.コスト的問題

ホームページやWeb使用システムは、コストがある程度かかる。
それに見合う売上が期待できるかを検討する必要がある。
または、売上以外の効果も期待できるかどうかも検討する必要あり。
業界自体がITやWeb化に移行している場合は、すぐにでも始めなければ企業が存在を維持することも難しい状況に陥る場合もある。

2.ホームページ作成&コンテンツ維持管理

ホームページを作成しても、ある程度の時期を見て、内容を追加する必要がある。
スタートしたが、労力が大変でそのままにして、古い情報が残っているとみっともない。
根気良く、辛抱強く出来るかを再度検討する必要がある。

3.人材の問題

自社開発するにせよ、アウトソーシングするにせよ、ある程度の知識を持った人材が社内には必要である。
出来れば2人以上いることが望ましい。
1人に任せた場合、その人間が退職や病気になった場合、システムがうまく稼動できない状況に陥る。
人材的検討も重要なテーマである。

4.取締役の理解

取締役等のTOPのITに対してのコンセンサスの統一も重要。
ホームページを立ち上げれば、売上が伸びることもあるがほとんどはすぐには期待出来ない。
ある程度の長期的なスパンであたたかく見守っていく必要がある。
その余裕が企業内部にあるかどうかも検討事項のひとつである。

5.メンテナンスと担当者の能力UPの問題

メンテナンスにはかなりの能力と時間を要することを忘れてはいけない。
コンピューターにかかわる時間はある程度覚悟することが必要。
また、担当者の能力のUPも考えておく必要がある。
技術は秒進分歩のごとく、急速な進歩で変化していく。
遅れないような日頃の情報収集も重要なテーマである。

6.IT化と人員の問題

IT化は一見雇用を促進するように見えるが、個人的見解としては、雇用は少なくなる傾向にある。
(ただし新たな雇用も生み出す)
企業にとって、適正人員の算出も検討することが重要です。
今までの総務課や経理課や秘書課等の部署は本当に必要かどうか?
将来にわたって人員構成計画をきちんと立てる必要があります。

7.B to B や B to C の構造的変貌

B = 企業やC = 消費者に対して、製造メーカーから直接物流が動く仕組み作りがITの最大特徴であります。
現状の業務がITを促進するにあたって、必要なのか不必要になっていくのかを充分検討する必要があります。
現在の中間卸的企業はかなり消滅していくことが想定されます。

発言者:(S.E.)Y

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