第110回 「SEの役割とは・・を17年ぶりに振りかえる」

SE一言集の輝く第一回目「SEの役割」の発信は2000年08月でした。(第1回はこちら

今回は年数も経ったので、更なる深堀をしたいと思います。

SEをWEB検索しました。

3つに分類されておりました。

1.プログラマーの上位者としてのSE

2.仕様書作成者としてのSE

3.技術営業としてのSE

17年前に私が発信したのは、3.技術営業SE(要件定義者)で、2.仕様作成者と兼務している
人へのSE像でした。
時は流れましたが、まだまだこの技術営業SEは少ないようです。
原因はこのSE職はコミュニケーション力を必要として、ユーザーごとに対応を変えないと
いけないこともある、パターンのない仕事であるからではないかと思っております。

ただユーザー側にとってはシステム成功不成功の役目を握っているのでそのSEが
かなりの経験と様々な能力を持っていないといけません。

現状のSEを観察していると、名刺には「SE」と書かれていますが、ユーザーの業種業務内容も
同業他社経験例も無い方も多いようです。
30~40年前はもっと気骨のある業務知識の高い方が多かったようにも思えます。

正直なところ、必要能力無い方はSEではなく、SE(補)と名称を変えていただきたい。

誰でも彼でもSEと称すれば、SEの格はどんどん落ちてしまいます。
そうならない為にも是非そのようにしていただきたい。
能力微妙なSEはもっと経験を積んでいただき、もっと勉強していただき、真のSE職に
なっていただきたいと思います。

<技術営業SEの私なりの定義>

①パッケージシステムの説明屋ではなく、自分なりの独力システム構築が可能な方

②明らかに他者と比べてコミュニケーション力を身につけている方

③一般教養は当然だが、経営・財務・給与等を一通り理解している方

④システム稼働失敗していない方
(Dr.Xではないが「私は失敗しません」の方で、もし一回でも失敗したらSEとは名乗らない方)

⑤いつでも経営者にもなれそうな方(起業資金は別として)

⑥ユーザーの良き相談相手


17年前にもブログで発信したように本当なら、業績上がればSEにキックバックがあり、下がれば
ペナルティのある真剣勝負SEの誕生を期待しております。

ここまで書くとビビッて、SEなどなれる訳がないと悲観する方も多いと思います。
私も同感です。

その対策として、AIロボットの相談SEはいかがでしょうか。

現状の業種状況を的確に判断し、BIGデータからの分析も判断し、その結果から
ロボットから数点提案していただく。

何だか途方もない妄想だと思ている方も多いとは思いますが、私は将来このような方向性に
なるのではないかとも思っております。

たとえそうならなくとも、SE(補)がロボット持参で要件定義に向かうような気がします。

悪い妄想癖が出てきたのでこの辺で発信は終了します。

AIに負けるな、人間。もっと腕を磨け!!!!


SE:Y

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