第29回 社内恋愛は生産性を上げるらしい
いったい何組目なんだろう。インフォニック・グループでは社内結婚がとても多いのです。昨年夏からの1年間で、4組目になりました。
米クレムソン大学のパトリック・ロソパ准教授によると、「社内恋愛に積極的な職場ほど社員の意欲が高まる。とりわけ付き合う前や交際中では、相手の視線を気にするため、良いところを見せようとして、仕事に対して積極的にあると考えらえる。」とのこと。
本当かな?と思いますが・・・。
インフォニック・グループで社内結婚が多い理由は、次のいずれかでしょう。
・グループ外では、相手を見つけることができないので、仕方なくグループ内で探している
・グループ内には、パートナーとしてふさわしい魅力的な相手が多い
後者であると願いたいです。
後者であれば性格面でも気が合い、理解しあえるはずです。価値観が合わない、全く恋愛対象とならない仲間と仕事をするよりも、チームで業務を行うには生産性は上がっている可能性は確かにありそうです。
現在、グループの結婚相手は全員、所属会社・部署が違うので特に問題は起きていません。ただ将来、上司・部下の関係になったときなど、いろいろ考えなくてはいけないことが出てきそうです。
それより、社内結婚がある度に、背筋が伸びるような不思議な感覚になります。
入社の際に、私が採用を決めたことや、経営統合をすると決めたことが、二人が出会い、結婚のきっかけとなったわけです。そして子供も授かったりするわけです。あのときの判断が、社員の仕事だけじゃなくて、家族構成や家系図にまで影響を与えている。「本当にいいのかな・・」と思ってしまうのです。
採用する際、優秀かどうかより、一緒に仕事をしたい人を採用しています。でも結婚相手としてふさわしいかどうかは判断していません。私に責任はないはずですが、なんとなく間接的な責任もあるような不思議な感覚。わかりますでしょうか?
