第85回 就職後3年で30%確率で新人が退職する理由の分析と対策を考える(外部要因編)
前回のテーマに関して、原因は「実力論」と断定し、
「独善自分勝手理論禁止」等、個人の内面的な事を書きましたが、
今回は別目線で、外的要因分析から外的改革を書きたいと思います。
前回のように攻撃的に書かれても、ゆとり世代でノビノビ育ってきた若者にとって
自己解決出来る訳もない事は容易に想像できますので、アドバイス的な解決策を考えてみたいと思います。
先ずは「実力論原因」の件ですが、別に頭が悪いと言っているわけではありません。
社会を知らない、社会常識のない、世間に無関心な自分勝手な人が多数育ってしまったのです。
昔と違い、生徒をお客様扱いするような学校が増えてきてしまい、
責任もって教育する事を忘れてしまっている感じが多くの学校にあります。
よく言われることに、その原因は「モンスターペアレンツ」だと断言する先生も現に存在しています。
本当にそうであったら、「モンスターペアレンツ」的行動をなされた場合は「退学」ですよと
入学時にキチンと定義しておく事(入学宣誓書)をお勧めします。
学校には学校のルールがあります。
口は出さないでください、きちんと私たちがお子様方を教育しますと、それ位の事は言えるのではないでしょうか。
勇気&度胸を持って、はっきり発言すれば大多数のご父兄には理解して頂けると考えます。
他方、ご父兄側からこのようなご意見が良く聞かれます。
社会人として、企業勤めもしていない非常識先生方に大切な子供達を預けられない。
イジメを無視したり、見ないふりをしてる人間的に問題な先生方に大切な子供達を預けられない。
等々。
だから私たちのような監視役が必要なのだとのご意見です。
この意見も昨今の各種事件発生から想像して、あながち全否定は出来ません。
ではどうすればよいでしょうか?
解決策としては、
子供達が問題視している事象や問題点を無記名で所轄セクション(新設)宛に送付出来る制度です。
校長(民間出身校長除く)や教育委員会は何だか隠蔽されそうなので、送付先としては最適ではありません。
学校関係者が身の毛がよだつような組織(所轄セクション)があっても良さそうです。
当然、指導・減俸・退職・配置転換も提言・進言できるセクションです。
このセクションには問題的行為ばかりでなく、学校の褒められる行為も送付できるようにすると
各学校でも良い事は真似するので非常に良い方向に学校は向います。
当然、金一封・表彰等は所轄セクションで検討&進言します。
PTAや学校への提言はこれ位にして、次に真の問題点である「授業内容」の事に触れましょう。
子供でも大人でも、つまらない授業では「眠くなる」「出ていきたくなる」は当然の行為です。
どうも日本の教育、特に大学教育の内容に関しては?マーク授業が多々あります。
まずセピア色した授業内容で明らかに高齢教授の継続勤務協力的授業の存在がある事は事実です。
そのような授業が存在しても大学経営陣側が精査しない&注意しない事は良くある話です。
教授の個人攻撃になろうが、なるまいが、時代は変わっているし、
取り巻く環境に変わっているので、精査の検討はすべきです。
ではどのような方法で精査するのか?
答は簡単、高額な授業料を支払っている生徒にアンケート依頼をかけるのです。
①その授業は有意義か?
②その授業に教授の熱心さは感じるか?
③授業を教授が適当に流していることは無いか?
④給料泥棒と感じないか?
等々。
テーマは「授業の実態調査」です。
いくら将来為になると言われても、その保証はない。
高額な授業料を払っているので、自分が聞きたい授業を週2-3回は聞きたい。
これも当然なニーズです。
ではこんな授業はどうでしょう。
①社会に出て、成功している先輩が社会を語る授業
②金持ちの有名人に金持ちになる秘訣を聞く授業
③定年になり、失敗した社会人生活だったと後悔している先輩の授業
④社会人になり、心の病にかかったが、それを乗り越えた先輩の授業
⑤10年以上海外で生活してきた先輩発信の授業
⑥東大/京大から東進予備校等の有名先生の授業
(サテライト授業でもOK)
⑦子供を4人以上持って成人させた人からの授業(楽しい事)(大変な事)
⑧異性にもてる(人に好かれる)にはどうすればの授業
⑨「3年以内で退職する理由を皆で考える」座談会的授業
(外部講師から問いかけ&考えさせる授業)
⑩各種問題点を考えさせ、発言させる座談会的授業(サンデル教授型授業)
等々。
授業とは本来は軟硬取り混ぜて、色々な授業を聞き、生徒自身が発言する事です。
(ここで重要なのは「発言する」事なのです)
現教育にとって一番不足しているのは「聞く授業」と「発言する授業」のバランスです。
上記の様な授業が将来に必ず生きてくるし、個人としての「実力」もついてくるはずです。
もう、高額の学費を支払い、セピア色の授業を聞く事の意義は無いと考えます。
同時にTESTの点数が全てではありません。
授業からの「気づき」に対して、建設的意見や改革発言した生徒に本来は
「優」をあげるべきなのです。
今回の課題テーマ「若者の実力UP」もこの辺の授業改革・教育改革・大学教育で
必ず達成できます。
断言します。
超強気のSEより。
かなり怒っていると想像されるセピア色授業の教授の方々、ご容赦を!!
でも個人の収入都合より、学生にもっと関心と責任を持ちましょう!!
発言者:SE_Y