第106回 アラサーSEが考える「働かないオジサン」にならないための3か条
10代女子にとっては、オジサンという定義に入るらしいアラサーSEのUです。
なぜあの人は年齢が上なだけで仕事をしていないのに自分より給料が高いのだろう?
そんな理不尽さをあなたは感じたことがあるはず。
そんな「働かないオジサン」をアラサーSEが分析し、将来そうならないためにどうしたらいいかを考えます。
まず、「働かないオジサン」とは一体どういうオジサンなのでしょう?
・常に暇そうにしている
・自分の仕事以外には関わろうとしない
・常時楽な仕事しかしない
・後輩に仕事を丸投げする
・美味しいところは自分の手柄にする
・批判はするが、改善策を出したり、自分から行動したりはしない
・仕事しているふりをしている
・年下上司に忠告されると不機嫌になり、話を聞かない
うん。
このようなオジサンがいたら「働けよ!」って思いますよね。
一方、「働かないオジサン」側からするとどうでしょう?
・会社が仕事をくれない
・余計な仕事をする意味が分からない
・私は後輩を育てている
・自分は評価されるべき
・自分しか意見できないから言ってやってる
・真面目に仕事するなんてバカだ
・年下に指図されたくない
うーむ。
こうして列挙してみると「働かないオジサン」が全面的に悪いように思えてきました。
しかし、ここではただ単に「働かないオジサン」を批判したいわけではありません。
さらに、なぜ「働かないオジサン」になってしまったのかを考えてみましょう。
・実力がなくても会社にいれば、給料が上がっていた
・自分の役目を勝手に作り上げてしまう
・これ以上出世できないと分かってしまった
・何年も前の功績を忘れられない
・体力がなくなってきて、集中力が続かなくなった
・年齢を重ねるごとに、間違っても指摘されなくなった
ふむふむ。
原因は「受け身」「勘違い」「諦め」にありそうです。
では、「働かないオジサン」にならないためにはどうするか?
1.受け身の仕事をしない
2.勘違いの勝手判断をしない
3.諦めない
以上!
いやいや、そんなざっくりまとめられても何すればいいの!?
というツッコミがありそうなので戦術にまで落し込んでいきましょう。
1.受け身の仕事をしない
関わった仕事の最終利用者の事まで考慮し、
いかに効率化ができるか、あるいは品質を上げるかを考え、自分なりの工夫をする。
例えば、上司から当月の売上をまとめてくれと頼まれた際には、
その売上を見るのは社長なのか、上司なのか、営業の各個人なのかを聞き、
社長であればA4の紙一枚に全社の売上を見やすいようにグラフでまとめたり、
部の上司であれば部内の売上を担当者ランキングで集計したり、
営業の各個人なら個人ごとの細かい分類や前年対比を作成したりしましょう。
2.勘違いの勝手判断をしない
勘違いをする原因は指摘をしてもらえなくなることです。
指摘してもらえるように社内でのコミュニケーションをとることはもちろん、
自分から上司や後輩に聞いてみることが勘違いを防止する唯一の方法です。
例えば、月に一度は必ず上司と後輩に「自分の会社での立ち位置」を
自分はこう思うけどあなたはどう思います?と尋ねてみる。
そうすることで取り返しがつくズレの調整ができます。
3.諦めない
諦めるのではなく、受け入れる。また、受け入れる準備をしておく。
年齢を重ねて役職に就いたとしても勉強を続けていくことが重要です。
例えば、役職に就いたからと言ってそこで学ぶことをやめてしまっては、
たとえ役職があったとしても「働かないオジサン」になってしまいます。
さらに、
50代後半に役職定年を迎え、通常業務を行わなければならない場合にあなたには何が残っているのでしょう。
自分には何もないと分かった時に諦めてしまうでしょう。
そうならないためにも、役職があろうがなかろうが、知識やスキルを常に深める努力をし続けなければいけません。
「働かないオジサン」はちょっとしたボタンの掛け違いで誰しもなり得ます。
若手・中堅社員のあなた。「働かないオジサン」にイライラしていませんか?
そんなあなたにアルフレッド・アドラーが言いそうな言葉を
「働かないオジサンの課題は、あなたの解決すべき課題ではないのです」
あなたは「働かないオジサン」にならないように課題を明確にして
悩むことなく日々仕事に邁進していきましょう!
アラサーSE:U