第53回 「必成功:起業請負人」が日本を再生させる

本日(2009年5月)現在、失業率は4.8%。ハローワークはどこも一杯で失業中の方は仕事探しで懸命です。
ハローワークの職員の方もご苦労でしょうが、本音ではどのような事を考えているのかは興味深々です。
仕事柄、下手な発言をしたら、それこそ自分がハローワークに行かなくてはいけなくなってしまうので、本音は出てこないでしょうが、本当は彼ら彼女らの意見を真剣に聞く事が今後の打開策では無いでしょうか?
下記に「私がハローワークの職員をしていたら」と想定して、小説風に書いてみました。

ある日、長時間待たせた職探しの方が、私の窓口に来て相談に乗りました。
その時、私はこんな事を直感的に感じました。
「ヤバ!もっとキチンとした言葉で人と話さないと就職は無理では・・」
「ヤバ!その服装はハローワークに来るといってもちょっと考えてよ」
そう思っても私の仕事は「就職探し」。相談者にキレられても困るので発言は控えました。
それでも一生懸命各社にTELし、お願いし、何とか「面接」にまでこぎつける事が出来ました。
その人は「面接」を10回以上受けたが、未だ就職には至っていない。
初回ハローワーク訪問からかれこれ3ヶ月が経過した。
相変わらず、今も私はその相談者の「就職探し」のお手伝いを続けている。
自分ながら、「答え」のない問題を解いている気がして、ふと空しくなった。

ここで問題。
このような打開できない状況の解決策は?

私の個人的答えは、応対した時に感じた事をキチンと相手に伝えてやる事です。
「言葉」「服装」等、就職以前の問題点をクリアーしない限り、その人の就職はかなり難しいでしょう。という答えです。

現在の企業側の採用意識は2-3年前の頃とは比較できないほど変化してきています。
単純作業は「中国」「ベトナム」「インドネシア」等の国で作業をしています。
日本では、数年前より単純作業の仕事はかなり無くなっている事を、先ずはきちんと認識する事が大切です。
プラス、日本の労務費コストは割高で益々、単純作業は国外へどんどん流失しています。

では、就職する方はどうしたら良いでしょう。
先ずは色々勉強しなくてはいけないカリキュラムの順番です。
①面接のテクニック
②就職探しのポイント
③自己勉強(一般教養・社会基本知識・礼儀作法等)

上記の順番は③②①の順です。

妄想ハローワーク小説で具体的な例を挙げたように、先ずは就職以前の課題をクリアーしましょう。
企業側面接官は百戦錬磨ですぐに人を見抜きます。
見抜かれるのなら、自己勉強でキチンと自己課題(服装・礼儀・言葉づかい等)を
一つずつクリアーしていった上で初めて面接のスタートラインなのだという意識を持つ事です。

本来はハローワークが一杯になる前に、図書館の自己研修室が満員になっていなくてはいけない気がします。
でも現状はハローワークが一杯、図書館はそれほどでもない。
昔のことわざで「急がば回れ」的発想です。
くれぐれもこの順番を間違えないでください。

現在、職に就いている人もリストラされないように、日々頑張っています。
現在の日本の状況における就業状態は水道で例えると「詰まって流れの悪い」状態です。
ちょっと表現は悪いのですが、就業している人も自分は完全に流れを悪くしていると自覚していても、この時期無職になったらさあ大変で、しっかり企業にしがみ付かないといけないと思っているのです。(親・奥さん・親戚から呪文の如く言われ続けている)
これでは学生側(新規就職組)にとっては、いくら有能でも企業側に空きの無い状態ですので本当に厳しい状態なってしまう現状が今の日本にあるのではないかと想像されます。

では今後景気が良くなって、企業は今までのようにドンドン就業者を増加させるか?
私的答えは「NO」です。

この平成大不況を企業側は経験し、採用のルールや人員等も今までの好況型思考ではなく、不況型思考をするのではないかと懸念しているのです。
ある面、リスクマネジメント的には、この考えのほうが○です。
今までがまずかったのかも知れません。
この事をキチンと認識するべきと思われます。

それではどうするか?

今での企業数での就業の人員が増えないのであれば、やはり「起業」して会社数を増加させて就業者を増やすか、又は国外で働くか位しか答えはありません。

今後の若者は間違いなく、国内ではなく、国外で就業する方は増加傾向になると予想されます。
予見SEの眼は狂いが無いので間違いありません。(絶対にあると思います)
このSE発言も3-4年後、実際に、そのようになると思いますので、このブログを読んでいる方はきちんと覚えておいてください。

国外に優秀人員が流失する前に国内の課題「起業」をもっと真剣に考えましょう。
大げさに言ってしまえば、今後の日本発展のキーワードはこの「起業」なのです。

現在の「起業」での国や県の施策は経済産業省や中小企業庁などが中心であり、かなりの補助金が使われていますが、本当にどのくらいの会社数が起業・成功・発展しているのでしょう。
ひょっとすると関係者だけが国の予算や県の予算を使っていて、成功例などはほとんど無いのではないでしょうか?(費用:効果の検証必要)
私的には本当に知りたいので、情報公開して、今までの投下累計補助金と指導者名と成功事例をきちんと公開してほしいと思います。
出来れば今まで関わったコンサルタントや診断士の先生方が統計データを公表して欲しいと思います。

このセクションに「志」のある人材と「実績」の出せる人材の投入の有無が、今後の日本発展のキーワードなのではとも私は考えています。

ここに今回の題目の真の「師」と「リーダー」の存在を作っていこう。とのSE提案なのです。

偉い大学教授に尋ねた生徒がいるそうです…「先生どうすれば企業は成功するのですか?」
偉い大企業の社長に尋ねた社員がいるそうです…「社長どうすれば儲かる企業を創れるのですか?」
どんなに偉い大学教授も偉い大会社の社長もこの答えに完全に答える事は出来ません。
大多数の答えが「私に言われても困ります」なのではと想像できます。
もし私もこの質問をされたら上記の答え方は絶対にしません。
実際困る質問ですが、解決の方法が全くないとは思いませんし、そこまでキャリアが無い訳ではありません。

今後はこの一番嫌な質問に対して、キチンと答えて指導する事の出来る人間が多く出現する事を個人的には熱望しています。

この一番嫌な単元を「必成功:起業請負人」がチームで本気で協力し、起業者の支えになっていこうという発想の持ち主は果たして日本で何人いるでしょうか?
本気で「起業」を考えないと、益々就業出来ない人達は増加の一途をたどります。
呑気に景気の良くなる状況を待っていても、根本の解決にはなりません。
(景気が良くなっても、昔のような就業状況には戻らない事を覚悟すべきです)
私は「福島の仕事屋」として「必成功:起業請負人」になろうと思っております。
私的意見としては、大学教授・コンサルタント・営業責任者(10年経験以上)等の方が請負人になる事を望みます。
何人かで構成し、結果無能で問題あるようだったら、次の請負人が対応する。
現状のように、結果出ても出なくてもタラタラやるのではなく、結果はキチンと情報公開する。
結果ダメならその任務を解かれるだけですが、そのような緊張感を持って仕事をした方が楽しいのではないでしょうか?

昔の偉人に尊敬する「福沢諭吉」や「大隈重信」が存在していました。
(片や慶応大学設立、片や早稲田大学設立の偉大な先人です)
彼らの「志」は高く、現在にも大きな影響を与えております。
現状危機的状況日本において、このような真の「リーダー」や「師」の出現が急務ではないでしょうか?

「必成功:起業請負人」のメンバーこそ、今後の就業者の増加をもたらすキーマンです。
また、この成功メンバーこそ本当に尊敬される「師」「リーダー」になりえるのではないかと思います。

もし役人の方も読んでいたら、「何を」と思う前にどんどんスピード感を持って「改革」していきましょう。

現状を嘆く「必成功:起業請負人」予備校生SEからの提案でした。


発言者:(S.E.)Y

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