第11回 RPAの破壊力

インフォニック・グループで現在強力に取り組んでいるRPA(Robotic Process Automation)とは、認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した業務の効率化・自動化の取組みのことです。

昨今話題のRPAではありますが、AIとどう違うのか、ごっちゃになっている方も多いようです。違いを簡単に説明すると、こんな感じです。

RPA= システムを跨いで、人間が作ったルールに従い判断する
AI = システム自体が自ら判断ルールを見つけていく

RPA。「ふ~ん」という感じでしょう。従来のコンピューターの役割そのものだから、驚きはないでしょう。

でも、その破壊力は凄まじいものがあります。

何らかのルールに基づいて行っている仕事であれば、それが複雑であっても、人間が不要になってしまうでしょう。

小切手・現金での支払方法が振込に変わった
一家一台の固定電話が一人一台の携帯電話に変わった
文字を書く手段がペンからキーボードに変わった

過去にあったこれらの大きな変化に匹敵、いやもっと大きい変化が5年から10年で起きるイメージを持っています。

RPAで最も大きな影響を受けるのはホワイトカラーの仕事です。

例えば、事務作業で、
「毎月、クライアントから郵送される発注書を見て、社内システムに入力する」
「毎月、メールに請求書ファイルを暗号化して添付して、クライアントに送る」
「入社情報を元に、労働条件通知書作成、メールアドレス作成、社内システム利用者権限登録、社会保険手続書類作成、名刺作成を行う」

などの定例仕事は、人間が行う仕事ではなくなるでしょう。

あと中間管理職の業務。実施しているチェック項目がリスト化できるものであれば、内容確認と承認は全てRPAがやってくれます。人間じゃないので、ミスもありません。

RPA後のホワイトカラーに求められる能力は、
・ひらめき、発想による改善能力
・シンプルで合理的な業務フローを作れる能力
・例外業務への対応能力・・・でしょうか?

RPAによって、自分の仕事がなくなると嘆くのではなく、大変な定例作業はロボットが代行し、人間しかできない仕事に集中できる時代が来ると前向きに喜びましょう!

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